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やったことを振り返るKPT法で5年後の抱負を宣言|Startup Weekend 苫小牧

 2023年1月7日(土)13:00から北海道苫小牧市の駅前ココトマで、Startup Weekend 苫小牧(以下SW苫小牧)アフターイベント「SW苫小牧振り返り」が開催された。12月に開催されたSW苫小牧本イベントの参加者のうち18名が参加して、現状確認とこれからの目標設定を行なった。

SW苫小牧2023.1.7様子
SW苫小牧2023.1.7様子

言語化の魔力

 参加者の現状は様々で、SW苫小牧のビジネスプランを推進している者、既存ビジネスにSW苫小牧で学んだフレームワークを落とし込んでいる者、多忙な日常に追われている者、すっかりSW苫小牧を忘れている者など、12月に開催されたSW苫小牧本イベントで学んだこととの関わり方を改めて振り返った。この振り返りで重要なのが、振り返ってみてその時に思ったこと、感じたことを文字にする、言葉で発することである。つまりアウトプットだ。


 自身の中でモヤっとしている感情や思いは実は自身でも理解しておらず、アウトプットする(アウトプットしようとする)ことで、自身の思いを整理整頓できる。この過程そのものの体験がSW苫小牧の醍醐味であろう。これは決してオンラインで体現できるものではなく、その場その空気に触れて体験することが重要であろう。


 孫子兵法の一節に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉がある。 「戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。 相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。」 という”己を知る”ことは、とても大事であると言えよう。


己を知るには、先ず思いの言語化だ。

振り返り手法KPT

 ファシリテーター中本卓人氏から「あの3日間の感情起伏をグラフにしましょう」との事で、早速参加者それぞれで折れ線グラフを書き上げた。多少の個人差はあるものの、申し合わせた様に全員のグラフはダニングクルーガー曲線となった。2つの大きな山と1つの大きな谷である。


 次に中本卓人氏から「グラフのその時々思いを振り返り、付箋に書き込んでいきましょう」と、KPT法で思いを振り返った。

  • keep(続けるべきこと)

  • problems. (抱えている問題)

  • try(次にトライしたいこと)

 KPT法とは、Alistair Cockburn氏がReflection Workshopの中で提唱した「The Keep/Try Reflection」が元になった思考フレームワークである。端的に言うと反省するためのメゾットであるが、PDCAを繰り返し実行するアジャイル開発では重要な思考法であり、単に反省(振り返り)だけではなく、長所や希望の顕在化する事ができる。類似手法として、YWT、PDCA、LAMDAや、それらの複合手法があるが、SW苫小牧振り返りでは”言語化”する事が目的であるので、ファシリテーター中本卓人氏オリジナル?!のダニングクルーガーKPT法で、思いを顕在化する。


 再三になるが、思いを言語化する過程そのものがSW苫小牧の醍醐味であり、思いを思いのままにせず、定量的に言語化するための思考する事が重要である。ファシリテーター中本卓人氏は、必ず結論まで導いてくれる。


 そして最後に2028年の抱負を参加者全員が発表して、SW苫小牧振り返りは終了した。



 


ファシリテーター中本卓人氏
ファシリテーター中本卓人氏

ファシリテーター中本卓人氏からご案内

<オーガナイザー説明会のお知らせ> 「運営に興味がある!」「SWの裏側を知りたい!」「地元に持ち帰って開催したい!」「苫小牧(北海道)が大好き!」「タダ飯が食べたい!(笑)」皆様の理由は問いません。もしオーガナイザーに興味関心ございましたら、その詳細について簡潔に共有する説明会(Zoom)を開催いたしますので是非にご参加ください。 ---- 時間: 2023年1月14日(土) 22:00~23:00 Zoom https://us02web.zoom.us/j/89588840212 ミーティングID 895 8884 0212 --- *ちなみにStartupWeekendの企画運営に関われるのは「三日間参加」の経験を持つ方のみと全世界で定められています。見学のみされた方でご希望の皆様は是非に一度、三日間のプログラムへご参加をお願いいたします。


SW苫小牧オーガナイザー朝倉健太氏
SW苫小牧オーガナイザー朝倉健太氏

オーガナイザー朝倉健太氏のご紹介 

 SW苫小牧の主催者であるオーガナイザー朝倉健太氏は、苫小牧市でStartup Weekendを開催して苫小牧のインキュベーション環境を構築したいという熱い想いで、2020年Startup Weekend Sapporoに参加して、苫小牧市にStartup Weekendを持ち込んだ経緯がある。


 北海道でのSW開催は札幌市、次いで苫小牧市、釧路市である。我が街で開催したいという方は、一度SW苫小牧にプレイヤーとしてご参加していただき、あなたの街でStartupWeekendの企画運営を試みるのは、いかがでしょうか?


▼朝倉健太氏がプレイヤーとして初めて参加したSW札幌2020の様子。

出典:キタゴエ


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